多摩川マルタウグイ釣り2025!時期と遊漁券ルール、美味しく食べる方法

桜が咲く頃、多摩川の中流域でバシャバシャと水しぶきを上げている魚を見たことはありませんか?
それが春の使者、「マルタウグイ(通称:マルタ)」です。

普段は東京湾にいますが、産卵のために遡上してくるこの魚は、60cm近いサイズになり、強烈な引きでルアーマンを楽しませてくれます。
しかし、釣り場によっては「遊漁券」が必要だったり、釣って食べようとしたら「小骨地獄」だったりと、知っておくべき注意点が多い魚でもあります。

この記事では、2025年のシーズン展望、遊漁券が必要なエリアの境界線、そしてチャレンジャー向けの「食べ方」について解説します。

この記事のポイント

  • 時期:3月中旬〜4月中旬(桜の開花とリンク)
  • ルール:ガス橋より上流(丸子橋など)は「遊漁券」必須
  • 釣り方:スプーンを瀬(浅瀬)に流し込む
  • 食味:小骨がヤバい。「さつま揚げ」なら美味?

2025年マルタウグイの時期と遡上パターン

マルタウグイのシーズンは非常に短く、集中しています。

  • 開幕:例年3月上旬頃から遡上が始まります。
  • ピーク(瀬付き):3月中旬〜4月上旬
    桜が満開になる頃、浅瀬(瀬)に集まって産卵行動(瀬付き)をします。この時が最も魚影が濃く、釣りやすいタイミングです。
  • 終盤:4月下旬〜GWには海へ帰っていきます。

2025年も、水温が上がる3月20日(春分の日)前後から本格化すると予想されます。


【最重要】遊漁券(ライセンス)のルール

多摩川で釣りをする際、マルタウグイは漁業権の対象魚種に含まれるエリアがあります。
「知らなかった」で密漁にならないよう、必ず確認しましょう。

1. ガス橋より上流は「有料」

マルタウグイの好ポイントである「丸子橋」「二子玉川」「登戸」などのエリア(内共12号区)は、遊漁券が必要です。

  • 日釣券:1,000円程度(釣具店やコンビニで購入可)
  • 現場売り:監視員に現地で支払う場合は、手数料が加算されることがあります。

2. ガス橋より下流は「無料(対象外)」

六郷橋や大師橋などの下流域は、漁業権の対象外エリアですが、マルタウグイは産卵のために「砂利底の浅瀬」を求めて上流へ行くため、下流エリアでは釣果を出しにくいのが現実です。


マルタウグイの釣り方(ルアー)

高い道具は不要です。バスタックルやシーバスタックルを流用できます。

おすすめルアー:スプーン

ミノーやバイブレーションも釣れますが、根掛かりが激しい浅瀬を攻めるため、3g〜7g程度の「スプーン」が最強です。
カラーは「赤金(アカキン)」や「チャート」などの派手系が実績あり。

釣り方のコツ:ドリフト

  1. 上流に向かってキャスト(アップクロス)。
  2. リールを巻かずに、川の流れに乗せてスプーンを底で転がす(ドリフト)。
  3. 目の前を通過したルアーに、魚が威嚇して食いついてきます。

※魚の密度が高いため、故意に体に引っ掛ける「スレ掛かり」にならないよう、アタリがあっても優しく合わせるのがマナーです。


マルタウグイは「まずい」?食べてみた

検索キーワードに「マルタウグイ まずい」「食べ方」と出るのには理由があります。

⚠️ 食べるのが難しい理由

  • 小骨が無限にある:「身の中に骨が埋まっている」レベルで、普通の焼き魚としては食べられません。
  • 臭いがきつい:産卵期の個体は体力が落ちており、身が水っぽく、独特のアンモニア臭や泥臭さがあります。

美味しく食べる唯一の解:さつま揚げ

それでも食べたい!というチャレンジャーには「さつま揚げ(つみれ)」をおすすめします。

  1. 3枚におろし、皮を引く。
  2. フードプロセッサーで「骨ごと」粉砕してミンチにする。
  3. 味噌、生姜、卵、片栗粉を多めに入れて練る(臭み消し)。
  4. 油で揚げて完成!

これなら小骨も気にならず、揚げたての香ばしさで臭みもカバーできます。唐揚げの二度揚げもアリです。


まとめ:春の多摩川でビッグファイト!

マルタウグイは、都心で60cmクラスの魚と格闘できる貴重なターゲットです。

  1. 3月下旬〜4月上旬の「瀬付き」を狙う。
  2. 丸子橋〜登戸エリアなら必ず「遊漁券」を買う。
  3. 食べるならフードプロセッサーで粉砕する。

ルールを守って、春の力強い引きを楽しんでください。

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