東京・埼玉でテナガエビ釣り!多摩川・荒川のポイントと「泥抜き」のコツ

長いハサミとユーモラスな動きが特徴の「テナガエビ」

専用の高い道具は必要なく、短い竿と簡単な仕掛けがあれば、都内の公園や河川敷で誰でも簡単に釣ることができます。
そして何より、釣ったテナガエビをカラッと揚げた「素揚げ」は、ビールのお供に最高です。

この記事では、東京・埼玉エリアの有望ポイント、ベストシーズン、そして美味しく食べるための下処理について徹底解説します。

この記事のポイント

  • 時期:5月〜9月がシーズン(梅雨〜夏がピーク)
  • ポイント:多摩川・荒川・江戸川の「テトラ帯」が鉄板
  • 埼玉:「別所沼公園」など意外な池にも生息
  • 食べる:「泥抜き」が命!1日以上飼育しよう

テナガエビ釣りの時期と時間帯

テナガエビは冬場は深場で冬眠し、暖かくなると浅瀬に出てきます。

  • ベストシーズン:5月下旬〜9月頃
    特に梅雨時期(6月〜7月)は産卵のために接岸するため、大型が狙えるハイシーズンです。
  • 時間帯:夜行性ですが、日中でも岩陰やテトラの隙間に隠れています。
    昼間に釣るなら「穴釣り(隙間にエサを落とす)」、夕方以降は「ウキ釣り」で広範囲を狙えます。

東京・埼玉のテナガエビ釣りポイント

テナガエビは「隠れ家」がある場所にいます。流れが緩やかで、テトラポッドや石積みがある場所を探しましょう。

1. 多摩川(大田区・川崎市)

テナガエビの聖地とも呼ばれるエリアです。

  • 六郷橋〜ガス橋周辺:
    テトラポッドやゴロタ石が多く入っており、魚影が非常に濃いです。足場が良い場所もあり、ファミリーにも人気です。
  • 丸子橋周辺:
    堰の下流にあるテトラ帯が狙い目です。

2. 荒川(江戸川区・板橋区・戸田市)

  • 平井運動公園周辺(江戸川区):
    総武線の鉄橋下や蔵前橋周辺のテトラ帯は実績が高いです。
  • 笹目橋周辺(板橋区・戸田市):
    東京側・埼玉側ともにテトラが入っており、車でのアクセスもしやすい人気ポイントです。

3. 江戸川・旧江戸川(江戸川区・葛飾区)

  • 里見公園下(千葉県市川市/対岸は江戸川区):
    国府台エリアのテトラ帯は大型の実績があります。
  • 新左近川親水公園(江戸川区):
    足場が良く、デイキャンプ(BBQ)と一緒に釣りを楽しめる公園です。

4. 埼玉県のポイント

  • 別所沼公園(さいたま市):
    「え、こんな池に?」と思いますが、実はテナガエビが生息しており、地元では知られたスポットです。
  • 水元公園(葛飾区/三郷市境):
    小合溜(こあいため)の杭周りなどで釣れます。ザリガニも多いので注意。

道具とエサ

100円ショップの道具でも十分楽しめますが、専用の仕掛けがあると釣果が伸びます。

  • 竿:1.8m〜2.7m程度の「のべ竿」(リールなし)。
  • 仕掛け:市販の「テナガエビ仕掛け(ウキ釣り用)」が便利です。針は「エビ針2号」前後。
  • エサ:
    アカムシ:釣具店で購入。食い込み抜群。
    キジ(ミミズ):小さく切って使う。エサ持ちが良い。
    コンビニ食材:カニカマ、魚肉ソーセージ、ベビーホタテなどでも釣れます。

【最重要】美味しく食べるための「泥抜き」

テナガエビは雑食で泥底に住んでいるため、釣ってすぐ食べると泥臭いことがあります。
美味しく食べるには以下の手順が必須です。

  1. 生かして持ち帰る:
    ブクブク(エアポンプ)を使い、酸素を供給しながら生きたまま持ち帰ります。酸欠に弱いので注意。
  2. 泥抜き(1日〜3日):
    水道水(カルキを抜いた水)を入れたバケツで飼育します。
    エビが体内の泥やフンを吐き出すので、水が汚れたら交換します。最低でも一晩、できれば2日泥抜きすると臭みが消えます。
  3. 酒締めで調理:
    調理直前に料理酒を入れたボウルにエビを入れます(飛び跳ねるのでフタ必須!)。
    これでエビが酔っ払って大人しくなり、臭みも取れます。あとは素揚げにするだけ!

まとめ:週末は近所の川へ!

テナガエビ釣りは、特別な遠出をしなくても楽しめる身近なレジャーです。

  1. シーズンは夏!テトラの隙間を狙う。
  2. 多摩川・荒川の下流エリアが鉄板。
  3. エアポンプを持参して、必ず泥抜きをする。

今度の週末は、お子様と一緒に「晩酌のおつまみ」を現地調達してみてはいかがでしょうか。

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