多摩川・登戸でバス釣り!宿河原堰の「釣り禁止」境界線と遊漁券ルール

小田急線・JR南武線が乗り入れる「登戸駅」からすぐ。
多摩川の中流域にあたるこのエリアは、強烈な引き味で人気の「スモールマウスバス」の魚影が濃い激戦区です。

しかし、登戸エリアには神奈川県の内水面漁業調整規則で定められた「完全釣り禁止エリア」が存在します。
「みんな釣ってるから大丈夫」は大間違い。警察沙汰にならないためのルールと、遊漁券の必要性、そして釣れるポイントを紹介します。

この記事のポイント

  • 最重要:「二ヶ領宿河原堰」の上下流は釣り禁止!
  • ルール:バス釣りでも「遊漁券」の購入がマナー
  • ターゲット:流れを好む「スモールマウスバス」
  • 攻略:「イモグラブ」のドリフト釣法が鉄板

【警告】登戸・宿河原堰の「釣り禁止エリア」

登戸エリアで最も魚影が濃いのは「二ヶ領宿河原堰(にかりょうしゅくがわらせき)」周辺ですが、ここには法的拘束力のある禁止エリアがあります。

❌ 採捕禁止(釣り禁止)区域

  • 堰の上流:堰柱(堰の端の柱)から上流へ80メートルまで
  • 堰の下流:堰柱から下流へ80メートルまで

※堰の直下や魚道周りは魚が溜まっていますが、絶対に竿を出してはいけません。
※看板も設置されています。監視員だけでなく、警察が巡回することもあります。


バス釣りでも「遊漁券」は必要?

「ブラックバスは漁業権の対象外だから無料では?」という議論がよくありますが、多摩川中流域(川崎河川漁業協同組合管轄)では以下の運用が一般的です。

  • 結論:「日釣券(雑魚券)」の購入が必要(推奨)です。
  • 理由:現場では「ウグイやコイなどが混獲される(間違って釣れる)可能性がある」等の理由で、魚種を問わず釣り人全員に協力をお願いしているケースがほとんどです。
    1,000円程度ですので、フィールド保全費として支払い、堂々と釣りをするのがスマートなアングラーです。
  • 購入場所:近隣の釣具店(上州屋など)やコンビニ、または現場の監視員さんから購入できます。

登戸周辺の推奨ポイント

禁止エリアを避けた、合法的に楽しめるポイントを紹介します。

1. 小田急線・多摩川水道橋の下

宿河原堰より少し上流にある鉄橋エリアです。
特徴:
橋脚周りで流れがヨレており、スモールマウスバスが着きやすいポイントです。夏場はシェード(日陰)になるため、日中でもチャンスがあります。

2. 二ヶ領上河原堰(さらに上流)の下流エリア

登戸から少し上流(稲田堤方面)にある別の堰です。
ここも「堰の直下(禁止エリア)」は避ける必要がありますが、その下流に広がる瀬(流れが速い浅瀬)は、大型スモールの実績が高い一級ポイントです。


多摩川スモールの釣り方「ドリフト」

ラージマウスバスとは違い、スモールマウスバスは「流れの中」にいます。

最強ルアー:イモグラブ(ゲーリーヤマモト)

多摩川のド定番です。
釣り方(ドリフト):
1. 上流に向かって投げる(アップクロス)。
2. 糸を張らず緩めずの状態にし、川底をコロコロと転がす。
3. 岩に当たったり、バスが食うとラインが走ります。

その他、シャッドプラグの早巻きや、スモラバでのテトラ撃ちも有効です。


まとめ:ルールを守って「虎狩り」へ

多摩川のスモールマウスバス(通称:虎)は、40cmを超えると強烈なファイトを見せてくれます。

  1. 「宿河原堰の上下80m」には絶対に近づかない。
  2. 「遊漁券(1,000円)」を購入してトラブル回避。
  3. 流れの中に「イモグラブ」を流し込む。

都心からすぐ行けるフィールドですが、ルールは厳格です。マナーを守って楽しみましょう。

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