東京都あきる野市、秋川の河川敷にある「くじら池(くじら運動公園)」。
都内では数少ない「ブラックバスが釣れる野池」として知られていますが、同時にヘラブナ釣りの名所でもあります。
足場が良く、雰囲気も最高ですが、アングラーの多さからプレッシャー(魚の警戒心)はMAXレベル。
さらに、ここは無料の釣り場ではなく、漁協が管理するフィールドです。
この記事では、くじら池で釣りをするためのルール(遊漁券)、駐車場情報、そして難攻不落のバスを釣るためのヒントを紹介します。
この記事のポイント
- 最重要:釣りをするには「遊漁券」の購入が必須!
- 駐車場:「くじら運動公園」の無料駐車場が利用可能
- ターゲット:バスは超スレている。ヘラブナ師との距離感に注意
- 難易度:激ムズ。サイトフィッシング(見えバス)がメイン
【重要】遊漁券(ライセンス)について
くじら池は「秋川漁業協同組合」が管轄しています。
公園の中にあるため勘違いされやすいですが、釣りをするには遊漁券が必要です。
- 日釣り券:1,000円〜1,500円程度(※最新価格は現地または漁協HPで確認してください)
- 購入場所:近隣の釣具店、コンビニ、または巡回してくる監視員さんから購入します(現場売りの場合は加算されることがあります)。
「バレなきゃいいや」は通用しません。監視員さんが定期的に巡回していますので、気持ちよく楽しむためにも必ず購入しましょう。
駐車場とアクセス
くじら運動公園駐車場
池のすぐそばに、広くて停めやすい駐車場があります。
- 料金:無料
- 利用時間:季節によりますが、夜間(18:00〜翌朝など)は閉鎖されます。
※閉門時間を過ぎると出られなくなるため、夕マズメ狙いの際は時間に十分注意してください。 - アクセス:JR五日市線「東秋留駅」から徒歩10分〜15分ほどなので、電車釣行も可能です。
くじら池のバス釣り攻略法
くじら池のバスは、毎日大量のルアーを見ているため、天才級にスレています。
1. 基本は「サイトフィッシング」
水質はステイン〜クリア気味で、岸際を泳ぐバスが目視できることが多いです(見えバス)。
しかし、普通にルアーを投げても無視されるか、逃げていきます。
攻略の鍵:
2インチ程度の極小ワーム(ノーシンカー)を、バスの進行方向のずっと先に置いて待ち伏せするか、虫系ルアーを提灯釣り(水面でピチョンと波紋を出す)で誘うのが有効です。
2. カバー(障害物)撃ち
池の周囲にはアシ(葦)やオーバーハング(木が水面に覆いかぶさっている場所)があります。
スレたバスはシェード(日陰)の奥に潜んでいるため、スモラバやテキサスリグで、カバーの最深部へ静かに落とし込むと口を使うことがあります。
ヘラブナ釣り師への配慮(ローカルルール)
くじら池は、バス釣り以上に「ヘラブナ釣り」が盛んな場所です。
池の多くのポイントにはヘラ台が設置されています。
- 距離を取る:ヘラ師の近くにキャストするのは厳禁です。ウキの周りはもちろん、サイドへのキャストも避けましょう。
- 挨拶をする:先行者がいる場合は、「隣に入ってもいいですか?」と一声かけるだけでトラブルは防げます。
- 糸絡み注意:ヘラブナ釣りの仕掛けは繊細です。クロスキャストにならないよう注意してください。
まとめ:ルールを守って貴重な野池を楽しもう
くじら池は、東京で手軽に「野池の雰囲気」を味わえる貴重なスポットです。
- 「遊漁券」を必ず購入する。
- 駐車場は「閉門時間」に注意する。
- ヘラブナ釣りの方と仲良く場所をシェアする。
- バスは「極小ワーム」で繊細に狙う。
釣果は厳しいかもしれませんが、秋川の自然を感じながらロッドを振るだけでもリフレッシュになりますよ。

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