杉並区の和田堀公園の奥深く、森の中にひっそりと佇む「つり堀 武蔵野園(むさしのえん)」。
ドラマ『孤独のグルメ』に登場したことで一躍有名になったこの釣り堀は、昭和にタイムスリップしたようなレトロな空間が魅力です。
しかし、いざ竿を出してみると「アタリはあるのに釣れない」「1時間やって0匹だった」という声も少なくありません。
この記事では、武蔵野園で1匹を釣るための具体的な攻略法と、釣れなくても大満足できる「食堂グルメ(オムライス・焼うどん)」について紹介します。
この記事のポイント
- 「釣れない」理由:魚がスレている&タナが合っていない
- 攻略の鍵:スタッフに「水深」を合わせてもらおう
- 絶品グルメ:五郎さんが食べた「親子丼・焼うどん」
- 駐車場:和田堀公園の駐車場を利用
「武蔵野園は釣れない」を脱却する3つのコツ
武蔵野園の魚(コイ・フナ)は、毎日多くの釣り人に狙われているため警戒心が強めです。漫然と釣るのではなく、以下のポイントを意識してください。
1. 【最重要】タナ(ウキ下の長さ)を合わせる
釣れない最大の原因は、「エサが底についていない(または引きずりすぎている)」ことです。
受付で竿を借りる際、スタッフの方に「タナ(水深)を合わせてください」とお願いするのが確実です。
釣っている最中にウキが倒れたり、沈みっぱなしになる場合は、ウキの位置がずれているので再調整しましょう。
2. 同じ場所にエサを打ち続ける
あちこちに投げ入れるのはNGです。
練りエサが水中で溶け、その匂いに魚が集まってきます。「同じポイントにエサを落とし続ける」ことで、自分の前に魚を寄せることができます。
じっと我慢して、魚が寄ってくるのを待ちましょう。
3. エサは小さく、針先を隠す
配られる練りエサは、パチンコ玉くらいの大きさでは大きすぎます。
「小豆(あずき)くらいの大きさ」に丸めて、針先が少し隠れるようにつけるのがコツです。魚が吸い込みやすいサイズにすることで、フッキング率が上がります。
釣れなくても大丈夫!名物「食堂」が本番
武蔵野園のもう一つの楽しみ、それは併設された食堂です。
『孤独のグルメ Season1』で井之頭五郎さんが訪れた聖地であり、釣りなしで食事だけに来るお客さんも多いほどです。
五郎さんセット(親子丼&焼うどん)
ドラマで五郎さんが注文したのは、「親子丼」と「焼うどん」のわんぱくセットでした。
焼うどんは太麺でボリューム満点、親子丼は甘めの出汁が効いた懐かしい味です。
一番人気は「オムライス」や「カツカレー」
実は常連さんに人気なのが、昔ながらの「オムライス」や「ラーメン」です。
釣り堀を眺めながら、ビール片手にカツカレーやオムライスを食べる……これぞ武蔵野園の正しい楽しみ方です。
料金・営業時間・駐車場
釣り堀の料金
手ぶらでOK(竿・エサ代込み)の料金設定です。
- 料金目安:1時間 大人 700円~800円程度(※30分単位もあり)
- 定休日:火曜日
※料金は改定される場合があるため、現地の看板をご確認ください。
アクセスと駐車場
- 駐車場:
武蔵野園専用の駐車場はありませんが、すぐ隣にある「和田堀公園駐車場(有料)」が利用できます。
・第1駐車場:徒歩約3分
・第2駐車場:徒歩約5分
(料金目安:1時間300円程度~) - 電車・バス:
京王井の頭線「西永福駅」から徒歩15分。
または「永福町駅」から京王バス(松ノ木住宅経由・高円寺駅行)に乗り、「和田堀公園入口」下車徒歩2分。
まとめ:武蔵野園は「空間」を楽しむ場所
武蔵野園は、爆釣を目指す釣り場というよりは、「昭和の空気感に浸りながら、のんびり糸を垂らす場所」です。
- 釣れないときは「タナ調整」と「エサの大きさ」を見直す。
- 釣果がゼロでも、美味しいご飯があれば勝ち!
- 和田堀公園の駐車場を使えば車でも安心。
今度の休日は、都会の喧騒を離れて、オムライスと釣竿でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

コメント