京急線・東京モノレール「天空橋駅」を降りてすぐ。多摩川と京浜運河を結ぶ全長約2kmの川が「海老取川(えびとりがわ)」です。
都心からのアクセスが抜群で、夏になるとファミリーで「ハゼ釣り」を楽しむ姿が多く見られます。
一方で、夜になるとランカー(大型)狙いの「シーバスアングラー」が集まる一級ポイントでもあります。
この記事では、海老取川で釣れる魚、立ち入ってはいけない「釣り禁止エリア」、そして近隣のトイレ・駐車場事情について徹底解説します。
この記事のポイント
- エリア注意:「空港側」は立入禁止!釣るなら「街側」で。
- ハゼ釣り:2025年も6月頃から開幕!数釣りのコツ
- シーバス:多摩川合流点は超一級ポイント
- その他:クロダイやマゴチも狙える意外な実力
【重要】海老取川の「釣り禁止エリア」について
検索で「海老取川 釣り禁止」と出てくる最大の理由は、対岸(空港側)の存在です。
❌ 釣り・立ち入り禁止エリア
- 東岸(羽田空港側):
空港敷地および関連施設のため、フェンスで囲まれており立ち入り禁止です。竿を出せるのは基本的に「西岸(羽田の街側)」のみとなります。 - 橋の上:
「天空橋」や「弁天橋」などの橋の上は、歩行者や自転車の通行の妨げになるため、竿出しは推奨されません(禁止看板がある場合は厳守)。
夏の風物詩「ハゼ釣り」2025年攻略
海老取川といえばハゼです。都内でもトップクラスの魚影を誇ります。
シーズンとポイント
- 時期:例年6月〜11月頃。
初期(6月〜7月)は「デキハゼ」と呼ばれる小型が数釣れ、秋(9月以降)は15cmを超える良型が狙えます。2025年も例年通りのスタートが予想されます。 - ポイント:
「弁天橋」から「稲荷橋」にかけての護岸がメインです。足場が良く、柵がある場所もあるためお子様連れでも安心です。 - 釣り方:
水深が浅いため、2.7m〜3.6m程度の「のべ竿」を使ったウキ釣りやミャク釣りが手軽です。エサは「アオイソメ」や「ベビーホタテ」でOK。
ルアーマンの聖地!シーバス・クロダイ・マゴチ
海老取川は、多摩川の栄養豊富な水が流れ込むため、フィッシュイーター(肉食魚)も集まります。
1. シーバス(スズキ)
通年狙えますが、特に春の「バチ抜け」や秋のハイシーズンは人気です。
ポイント:
最も実績が高いのは「多摩川との合流地点(大鳥居周辺)」です。
流れが複雑に絡むためベイト(小魚)が多く、大型のシーバスが潜んでいます。ただし、干潮時は手前が干上がるため、ウェーディング(立ち込み)をする人もいますが、泥底で足を取られやすいため初心者には陸っぱり(岸釣り)を推奨します。
2. クロダイ・マゴチ
- クロダイ(チヌ):
護岸沿いや杭周りに居着いています。ルアー(チニング)や、カニを餌にしたヘチ釣りで狙えます。 - マゴチ:
多摩川合流点の砂泥底エリアでは、夏場にマゴチの釣果報告が上がります。ボトム(底)をワームで丁寧に探るとヒットする可能性があります。
アクセス・駐車場・トイレ
電車でのアクセス最強
京急線・東京モノレール「天空橋駅」を出てすぐ目の前が釣り場です。
電車で行ける本格的な釣り場として非常に貴重です。
駐車場とトイレ
- 駐車場:
釣り場専用の駐車場はありません。近隣のコインパーキング(羽田5丁目や6丁目周辺)を利用しましょう。
※空港周辺のため、路上駐車は厳禁です。 - トイレ:
弁天橋の近くにある「大田区立あさひ海老取川公園」にきれいな公衆トイレがあります。ファミリーの場合は、この公園付近を拠点にするのがおすすめです。
まとめ:海老取川は「街側」で楽しもう
海老取川は、飛行機の音を聞きながら釣りができる独特の雰囲気を持ったフィールドです。
- 空港側(対岸)には行かない!西岸で釣る。
- 夏はのべ竿を持って「ハゼ釣り」へ。
- シーバス狙いは「多摩川合流点」が熱い。
- 駅近だが、車の場合はコインパ必須。
2025年のシーズンも、マナーを守って江戸前の釣りを楽しみましょう。

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