スーパーで買うと数千円する「うなぎ」。
実は、東京と千葉の境を流れる「旧江戸川(きゅうえどがわ)」で、立派な天然うなぎが釣れることをご存知でしょうか?
夕涼みがてらに竿を出して、極太の天然うなぎをゲットする。
そんな夢のような釣りが、簡単な仕掛けで楽しめます。
しかし、楽しむためには「漁業権(遊漁券)」のルールや、都市河川ならではの「美味しく食べるコツ」を知っておく必要があります。
この記事では、旧江戸川うなぎ釣りの攻略法を徹底解説します。
この記事のポイント
- 時期:5月〜10月(梅雨〜夏がベスト)
- ルール:「遊漁券(日釣券)」の購入が必要
- ポイント:「今井橋」周辺などの石積み・テトラ帯
- 食べる:真水で数日飼育する「泥抜き」が必須
旧江戸川のうなぎ釣りポイント
うなぎは夜行性で、日中は障害物の隙間に隠れています。
そのため、川の真ん中へ遠投するのではなく、「足元の変化」を狙うのがコツです。
1. 今井橋周辺(江戸川区/市川市)
旧江戸川のメジャースポットです。
狙い目:
護岸沿いに「ゴロタ石(石積み)」や「テトラポッド」が入っている場所が最高のポイントです。
足元から5m〜10m付近のカケアガリ(斜面)に仕掛けを投入し、石の隙間から出てくるうなぎを待ち伏せします。
2. 水門周辺
旧江戸川にはいくつかの水門や排水口があります。
淡水と海水が混じり合う場所や、流れに変化がある場所は、エサとなる小魚やエビが集まるため、うなぎの魚影も濃くなります。
【重要】漁業権と遊漁券について
「川で釣りをするのにお金がかかるの?」と思うかもしれませんが、江戸川・旧江戸川水系には漁業権が設定されています。
- 遊漁券が必要:うなぎ釣り(もくずがに等含む)をする場合は、「遊漁承認証(日釣券)」の購入が必要です。
- 料金:1日 500円〜1,000円程度(※現場売りの場合、加算されることがあります)。
- 購入方法:近隣の釣具店(上州屋など)やコンビニ、巡回してくる監視員さんから購入します。
※「知らなかった」では済まされません。資源保護と釣り場維持のため、必ず購入して堂々と楽しみましょう。
仕掛けとエサ:シンプル・イズ・ベスト
高い道具は必要ありません。ホームセンターのセット竿でも十分釣れます。
ぶっこみ釣り仕掛け
- 竿:オモリ10号〜15号が投げられるコンパクトロッドやシーバスロッド。
- オモリ:中通しオモリ(ナツメオモリ)10号〜15号。流れが速い時は重くします。
- 針:うなぎ針 11号〜13号。ハリス(糸)付きの市販品が便利です。
- 鈴:竿先につける「鈴」は必須アイテム。暗闇で「チリン!」と鳴る瞬間は興奮します。
最強のエサ:ドバミミズ
釣具店で売っている「アオイソメ」でも釣れますが、最強なのは公園や神社の土の中にいる太いミミズ「ドバミミズ」です。
匂いが強く、うなぎへのアピール力が段違いです。釣行前に掘って確保することをおすすめします。
釣ったうなぎは食べられる?「泥抜き」の作法
旧江戸川は都市河川ですので、水質はそこまで良くありません。
美味しく食べるためには、持ち帰った後のケアが命です。
手順1:生かして持ち帰る
死んでしまうと臭みが回ります。エアーポンプ(ブクブク)を使って、必ず生きたまま持ち帰りましょう。
手順2:泥抜き(3日〜1週間)
これが味の決め手です。
水道水(カルキを抜いた水がベストですが、うなぎは強いので水道水そのままでも耐えることが多いです)を入れたバケツや衣装ケースで飼育します。
毎日水を替え、体内の泥やフンを完全に吐き出させます。水が汚れなくなったら食べ頃です。
手順3:酒で臭みを消す
捌いた後、調理する前に日本酒をふりかけたり、蒸す工程を入れることで、川魚特有の臭みをさらに抑えることができます。
まとめ:夏の夜は「鈴の音」を待とう
旧江戸川のうなぎ釣りは、のんびりとした待ちの釣りです。
- 「遊漁券」を購入してルールを守る。
- 足元の石積みを「ドバミミズ」で狙う。
- 最低3日は「泥抜き」をしてから蒲焼きにする。
自分で釣って泥抜きした天然うなぎの味は、お店の養殖物とは違う、野性味あふれる格別の美味しさですよ。

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