【有明西ふ頭公園】サビキはNG?ルアーでシーバスを狙うための釣り場攻略&釣果ガイド

東京ビッグサイトの裏手に広がり、レインボーブリッジや観覧車を眺めながら竿を出せるロケーション抜群の釣り場、「有明西ふ頭公園(ありあけにしふとうこうえん)」

都会のど真ん中でアクセスも良いため人気のスポットですが、実は「初心者キラー」な一面を持っています。それは、多くの海釣り公園で定番の「サビキ釣り」が、ここでは通用しにくいからです。

この記事では、有明西ふ頭公園でボウズ(0匹)を回避するための「正しい狙い方」、ルアーでのシーバス攻略、そして冬の人気ターゲット「カレイ」の釣り方まで、徹底的に解説します。

この記事でわかること

  • 要注意!なぜ「サビキ釣り」がダメなのか?
  • ルアーマンの聖地!シーバス(スズキ)の狙い方
  • 冬はカレイ!ちょい投げ釣りのポイント
  • 隣の「水の広場公園」との違いは?

有明西ふ頭公園ってどんな釣り場?

有明西ふ頭公園は、石積みの護岸が続く細長い公園です。
最大の特徴は、足元が垂直な壁ではなく、「石畳(磯)」になっていること。ゴツゴツとした岩が水際まで続いており、その先も浅瀬(シャロー)が広がっています。

釣り具レンタルはある?

園内に売店や釣り具のレンタルはありません。
国際展示場駅周辺にコンビニはありますが、釣具店は近くにないため、事前に「上州屋」や「キャスティング」などで道具とエサを揃えてから向かう必要があります。


【重要】「サビキ釣り」はおすすめしません

「有明西ふ頭公園 サビキ」で検索する方が多いですが、正直に申し上げますと、ここはサビキ釣りには不向きです。

  • 理由1:水深が浅い
    手前は水深が1~2mほどしかなく、アジやイワシなどの回遊魚が岸ギリギリまで寄ってくることが少ないです。
  • 理由2:根掛かりする
    足元が石積みになっているため、下カゴ式のサビキを落とすと、カゴが石の隙間に挟まってロスト(紛失)する確率が非常に高いです。

もしサビキをやるなら…
どうしてもサビキをしたい場合は、長い竿を使って「ウキサビキ」で沖に投げる必要があります。しかし、基本的には「ルアー」か「ちょい投げ」をおすすめします。


有明西ふ頭公園で釣れる魚・釣果アップの秘訣

サビキがダメなら何を狙えばいいのか?この公園のポテンシャルを引き出すターゲットを紹介します。

1. ルアーで狙う「シーバス(スズキ)」

有明西ふ頭公園といえばシーバスです。東京湾奥でも有数のメジャースポットであり、魚影は抜群に濃いです。

  • 狙い目:石積みの「かけ上がり(深くなる境目)」にシーバスがついています。
  • ルアー:水深が浅いため、表層を泳ぐミノーやシンキングペンシルが有効。根掛かりしやすい鉄板バイブは注意が必要です。
  • 時期:春のバチ抜けシーズン(2月~5月)や秋(9月~11月)は、夜釣りでの実績が高いです。

2. 冬の風物詩「カレイ」

12月~3月頃の冬場は、投げ釣り(ちょい投げ)でのカレイ狙いが熱いです。
海底は泥質なので、カレイの好む地形です。アオイソメを房掛けにして、30mほど投げて待つだけで、肉厚なマコガレイが釣れることがあります。

3. 夏~秋は「ハゼ」の数釣り

手前の石畳エリアはハゼのマンション状態です。
のべ竿やリール竿で、石の隙間や少し先を狙うと、夏から秋にかけてハゼが入れ食いになります。お子様連れならハゼ釣りが一番楽しめます。


「夜釣り」の雰囲気と注意点

有明エリアは夜景が綺麗で、夜釣りの人気スポットでもあります。
常夜灯も適度にあり、真っ暗にはなりません。

夜釣りのメリット:
警戒心の強いシーバスが岸近くまで寄ってきます。ルアーマンにとっては夜こそが本番です。

注意点:
近くにはホテルや結婚式場があります。大声で騒いだり、ライトで建物を照らしたりするのは厳禁です。静かに紳士的に楽しみましょう。


隣の「水の広場公園」との違いは?

よく混同される「水の広場公園」は、有明西ふ頭公園と水路を挟んで繋がっている(厳密には隣接している)公園です。

公園名 主な特徴 おすすめの釣り
有明西ふ頭公園 石積み・磯場
浅いエリアが多い
ルアー(シーバス)
ハゼ・カレイ
水の広場公園 柵のある護岸
エリアが広範囲
ヘチ釣り(クロダイ)
ちょい投げ

どちらも似たような魚種が釣れますが、「水の広場」の方がエリアが広く、場所によってはサビキでイワシなどが回ってくる可能性が少し高いです。
ただ、基本的にはどちらも「投げ釣り・ルアー・ヘチ釣り」向けの釣り場と考えておくのが無難です。


アクセス・駐車場・トイレ情報

アクセス

ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」または、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩圏内です。
有明西ふ頭公園へは、ビッグサイトの建物を回り込むようにして海側へ出ます。

駐車場

公園専用の無料駐車場はありません。近隣のコインパーキングを利用します。
ビッグサイトでイベントがある日は駐車場が満車になりやすいため、電車での釣行が最もストレスフリーでおすすめです。

トイレ

公園内に公衆トイレがあります。比較的きれいに管理されています。


まとめ:有明西ふ頭公園は「脱・サビキ」で攻略せよ!

有明西ふ頭公園は、アジの数釣りを目指す場所ではありません。
しかし、ターゲットを絞れば都内屈指の好釣り場になります。

  1. サビキは封印!ルアーか投げ釣りの準備を。
  2. シーバス狙いなら最強!夜のルアー釣りで大型を狙う。
  3. 冬はカレイの特等席!のんびり投げ釣りを楽しむ。

「今日はルアーで一発大物を狙うぞ」という日に、ぜひ訪れてみてください。

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