「荒川に通っているけど、全然釣れない…」
そんな悩みを持つアングラーは少なくありません。荒川(あらかわ)は魚影が濃い反面、都心から近いため釣り人が非常に多く、魚がルアーを見切る「超激戦区」です。
ただ闇雲に投げても、荒川のシーバスは口を使ってくれません。
この記事では、ボウズ(0匹)を脱出するための「デイゲーム攻略」、悩ましい「駐車場問題」、そして気になる「釣った魚は食べられるか?」について解説します。
この記事のポイント
- なぜ釣れない?:「流れ」の変化を読んでいないから
- デイゲーム:「橋脚の影」と「鉄板バイブ」が最強
- 駐車場:土手は駐車禁止!コインパ+折りたたみ自転車が正解
- 食べる:正直おすすめしません(臭い・水質的に)
「釣れない」を脱却する3つの鉄則
荒川で釣果を上げるためには、漫然と投げるのをやめ、以下の3つを意識してください。
1. 「下げ潮」のタイミングで入る
荒川は流れが非常に速い川です。
最も釣れるのは、満潮から干潮に向かって水が動く「下げ潮」のタイミングです。流れが発生することでベイト(小魚)が流され、シーバスのスイッチが入ります。
2. 「明暗」と「ヨレ」を狙う
だだっ広い川の真ん中に投げても運任せになります。
橋の常夜灯が作る「明暗の境目」や、杭・水門などの障害物によってできる水の「ヨレ(流れの変化)」をピンポイントで狙いましょう。
3. 埼玉エリア(中流)も見逃せない
「荒川 シーバス 埼玉」と検索される通り、河口(江東区)だけでなく、笹目橋や秋ヶ瀬周辺(埼玉県)も有望エリアです。
特に秋(10月〜11月)は、落ち鮎などを追って大型が埼玉エリアまで遡上してきます。
デイゲーム(日中)の釣り方とおすすめルアー
夜釣りが難しい場合は、視覚的に楽しめるデイゲームがおすすめです。
釣り方:リアクションで食わせる
日中はシーバスも目が良いため、ルアーをじっくり見せると見切られます。
「速巻き」や、竿をしゃくってルアーを跳ねさせる「ダートアクション」で、反射的に口を使わせる(リアクションバイト)のがコツです。
おすすめルアー
- 鉄板バイブレーション:
例:コアマン「IP-26」、ジャクソン「鉄PAN Vib」
圧倒的な飛距離と速巻きでの安定性が魅力。デイゲームの必須アイテムです。 - スピンテールジグ:
例:コアマン「PBシリーズ」
キラキラ光るブレードでアピールします。濁りが入っている時に特に有効です。
荒川シーバスは「食べる」ことができる?
結論から言うと、おすすめしません(基本はキャッチ&リリース推奨)。
- 臭い:都市型河川特有のカルキ臭や泥臭さ(ケミカルな臭い)を持つ個体が多いです。特に夏場や居着きの魚(黒っぽい個体)は強烈な臭いがすることがあります。
- 水質:下流〜河口域であれば多少マシですが、それでも東京湾奥の水質です。
どうしても食べたい場合は、冬場の回遊個体(銀ピカの魚)を選び、数日間真水で泥抜きをし、火を通す料理(フライやムニエル)にしましょう。刺身はリスクが高いです。
駐車場と「釣り禁止エリア」について
駐車場はコインパーキング必須
「荒川 ポイント 駐車場」は全アングラーの悩みです。
荒川の河川敷や土手沿いは、緊急車両用道路のため一般車両の進入・駐車は禁止されています。
土手への路上駐車は近隣トラブルの元となり、釣り場閉鎖に繋がります。
攻略法:
少し離れたコインパーキングに停めて歩くか、「折りたたみ自転車」を車に積んでランガン(ポイント移動)するのが荒川最強のスタイルです。
河口付近の釣り禁止
河口エリアの一部(橋の上や、特定の私有地護岸、水門の管理敷地内など)は「釣り禁止」や「立ち入り禁止」になっている場所があります。
フェンスを乗り越える等の行為は絶対に行わず、現地の看板やルールに従ってください。
まとめ:荒川は「足」と「タイミング」で釣る
荒川は広大ですが、釣れる場所と時間は限られています。
- 「下げ潮」の時間帯を狙って行く。
- 日中は「鉄板バイブ」の速巻きで攻める。
- 食べるのは諦めて、ゲームフィッシングとして楽しむ。
- 絶対に土手に駐車しない。
通い込んで流れの癖を掴めば、必ず答えが返ってくるのが荒川の面白さです。

コメント